ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

ラヴィエベル〜人生は素晴らしい/SOUL FLOWER UNION


 夏休み最後の土日だというのに,昨日の夜は夜勤であったので,ブログの更新が本日になってしまいましたです。今朝は700系のぞみで帰って来たのですが,初めての700系のぞみだったので,ドキドキしながら乗ってはみたものの,通勤組にはあまり乗りたくない車両でしたね。というのも以前にも書きましたが,私は自由席に座らずに身障者デッキでボーッと立っているのですが,700系のぞみの身障者デッキは丸みを帯びたデザインでデザイン的にはよいのですが,丸みを帯びているためデッキの居住スペースが微妙にない(そもそも指定席のデッキなので居住スペースもヘッタクレもないのですが・・・)ので,居場所に困ってしまったというか何というか。まぁ,普通の通勤時間帯には700系のぞみは走っていないので,当面乗ることはないんでしょうけどね。
 で,話は変わるのですが,3年以上愛用していた財布がとうとうクラッシュしてしまいましたです。今年の初めから折り目付近が破れてきていたので買い換えようかなぁと思いつつ,気に入ったデザインと機能の物がないし,まぁこの程度ならまだ使えるかと思っていたのですが,小銭入れ部分のファスナーが壊れてしまい,これはもう買い換えるしかないかというわけで,形として同じような(二つ折りで外側がファスナー付きの小銭入れになっていて,中側がカードと札入れになっているもの)で,メーカー名が入っていなくて,シンプルな皮の奴を買いましたです。少し小さかったのであまり使わないカードはカード入れ専用の方に移動させ,まぁこんな感じでいいのでないかいという感じにはなりました。しかし,クリーニング屋のカードが微妙の大きくて使いにくいので,今度クリーニング屋にもう少し小さくなるように要望してみようかな?

 というわけで,今回は6月27日に発売されたSOUL FLOWER UNIONのマキシシングル“ラヴィエベル〜人生は素晴らしい”を紹介したいと思います。本当であれば発売直後に書きたかったのですが,THE GROOVERS再発支援書き込みシリーズをやっていたので,ちょっと遅くなってしまいました。しかし,中川敬が「人生は素晴らしい」だなんて,子供が生まれて人間が変わったのかぁ〜?と思っていましたが,やはりそうでないのな,中川敬。しかし,このシングルはジャケットがいいです。なんか知りませんが単なる酔っぱらいというか変なおじさんといかにも若そうな姉ちゃんが笑顔で踊っているという,まさにSOUL FLOWERの現状(若いもんも年寄りも踊らせまっせ〜!)が伝わってくるというか。
 というわけで1曲目はタイトルチューンである“ラヴィエベル〜人生は素晴らしい”ですが,ブラスでしんみりと始まったと思ったら,軽快なテンポで中川敬が軽やかに歌うという,直球ストレートなポップチューンです。とはいえ「男は泡盛を夢で割っている」とか「ラヴィエベル人生はクソッタレ!」とかいかにも中川敬な歌詞が散見していて,どうしても中川節になってしまうんですよね。好きだからいいんですけどね。まぁ,日々人生なんてクソッタレだしな。
 2曲目の“不惑の朝ぼらけ”はゴリゴリのブルースチューンですな。いや〜こういうのをSOUL FLOWER UNIONが演るようになるとは思いませんでしたが,個人的にはこういう曲も好きなのでいいんですけどね。歌詞はどう考えても雰囲気一発だろ?という感じですが,ブルーズだからそれでいいのさ。しかし,ロロサエ・モナムールから本当に何でもありになって,これぞ日本の元祖ミクスチャー・バンドって感じだな。やっぱ河村博司がギターに変わったことが大きいのかな?
 3曲目の“ベラ・チャオ”はイントロで「あれ?これ霧の滴(フォギー・デュー)かな?」と思わせるような感じだったのですが,霧の滴の「タッタカタカタカ,タッタカタカタカタカタ〜ン」と始まらないので,別の曲なんだと思いましたです。え〜と,この曲も最近のSOUL FLOWER UNIONお得意の外国のパルチザン賛歌というかトラッドというか,そういう曲のカバーです。で,元歌はあんまり(というか全く)知らないのですが,スカのリズムでトラッドをやりながら,メロディーラインは何となくムード歌謡っぽいのには笑みがこぼれてしまいましたです。
 4曲目以降はライブ音源ですが,まずは“ブルー・マンデー・パレード”からで,「夏がやってきました,ビールの季節です。ビール腹の仲間達に捧げます。ビールを飲んで宇宙へ行こう!」と始まるのには笑ってしまったです(しかし,自分の腹を見ればナカ〜マ!と思いつつ笑えないか・・・と思ったりもしますが。)。この曲でも河村博司のスライドギターがバシバシ入っていて中川敬の「スライドギター河村博司,スライド!スライド!」とか言っていて,中川さんキャラ変わったんじゃないの?なんて思ったりして。
 5曲目は個人的には歌謡ジャズ路線で大好きな“宇宙フーテン・スイング”なんですけど,これを管楽器なしでどんな感じでやるんだろう?と思っていたのですが,奥野真哉のキーボードが全て演っちゃってくれています。「回転する世界,そして今日も生きてる。口笛でも吹きながら全世界で踊ろう,逆立ちして地球を持ち上げて,口笛でも吹きながらこの宇宙で踊ろう,フーテンには歌がある」っていうサビの歌詞はやっぱり感動的ですね。
 ラストナンバー(本当はラヴィエベル〜人生は素晴らしいのインストがあるのですが,それは省略します。)はニューエストモデル時代の沖縄音階ナンバー“みんな信者”でございます。ニューエストモデルのサード(メジャーセカンド)のクロスブリードパークでは三線の音を入れたりしていましたが,このバージョンでは敢えてかどうか三線は弾かず,サッパリとやっていますが,この曲でも奥野真哉のアコピがいいんですよね。やるなぁ〜奥野!みたいな感じですね。さすが予約特典で「月刊奥野真哉」というプチ写真集が付くだけあるよなぁ。最後のリバーブを掛けまくったアコピのリフレインもいいですよ,うん。
 しかし,このシングルの宣伝用チラシには秋にまたマキシシングルが出るようなことが書いてあるのですが,その後の情報がないので,どうなることからという感じですかね。まぁ,個人的には多少遅くなってもアルバムを出してほしいところではありますけど。

 ここでまた話は大きく変わるのですが,昨日,夜勤の仮眠前に読もうと思って,原作大塚英志,作画藤原カムイアンラッキーヤングメン(全2巻)を買って,読んだのですが,これがまたツボにはまってしまったというか,うん,よかったです。もう少し読み込んでから是非紹介したいと思っています。
 簡単には60年代末から70年代初頭の時代の雰囲気とキーワードを元に作ったという感じですが,あの時代に何らかの思いがある人は読めばきっとはまると思うな。それとコミック・ニューウエーブと呼ばれ,白夜系の漫画(ありていに言えば,大塚英志が編集をしてた漫画ブリッコですか?)をあの当時読んでいた人も読んでみた方がいいと思いますです。藤原カムイがここまで来た!って感じがするので。