ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

SHINY GHOST(西村茂樹の90年代)(CD編)/西村茂樹


 いつのまにか4月になって,私もとうとう40代に入ってしまいましたです。40にして惑いっぱなし!を実践(別に実践しなくてもそのまんまなんだけどさ。)すべく,日々,グダグダと生きていきましょうかね。しかし,せっかくの40代突入なので,自分自身へのプレゼントでも買おうかと思っているのですが,今のところUSBワンセグチューナーかMUVO用の8GBコンパクトフラッシュを考えていますです。ワンセグチューナーは実は我が家には私が独身時代から使っているテレビが1台あるだけで,私にチャンネル権は一切ないので,見たい番組が珍しくあるときでも涙を飲んで諦めていたのですが,ワンセグチューナーがあれば,画面は小さいけどとりあえず見ることができるかなと。コンパクトフラッシュMUVOの残りはあと2GB程度あるのですが,動作確認が取れていてしかも安いコンパクトフラッシュがいつまでもあるとは限らないので,今の内に入手しておいた方がいいかなぁ・・・と漠然と考えているだけなので,ワンセグチューナーを買ってしまおうかな?
 ところで,昨日は飲み会があったんだけど,体によくないことは重々承知しているんだけど実は飲んだ後に某すき屋でキムチ豚丼or麻婆なす豚丼を食べるのが好きなので,昨日も新幹線を降りてから某すき屋に行ったら,結構,人が多くて,なかなか注文を取りに来ないのね。そうこうしていると隣に座っていた人が「駄目だ・・・」とつぶやいて出て行ったのですが,私的にはもう少し待とうかな?と思って待っていたのですが,注文を取りに来る前に待っている人がいないテーブル席を片付けに行くわ,後から入って来て目に付いた客に先に注文を取りにいくわで,結局は私も「駄目だ・・・」とつぶやいて,店を出てしまったです。席を待っている人がいればともかく,席を待っている人がいないんだったら,先に注文を取りに来ないと帰っちゃうよな。注文さえしていれば,もう少し待とう(というよりも注文が入っていれば,出てくるのはそもそも早いし。)という気にもなるんだけどな。考えた方がいいよ,某すき屋(全然,某になっていないのは気にしないでください。)。

 で,今週はTHE GROOVERESを脱退した後の西村茂樹の音源集「SHINY GHOST」を紹介しますです。はっきり言って,THE GROOVERS以降の西村茂樹の音源は聴いたことがなかったのですが,これがはっきり言っていいんですわ。THE LOODSの荒々しさが復活しつつ,タメの効いたビートがタテノリではないけれど非常にパンクでよいです。やっぱり立ち位置がパンクな人は何をやってもパンクになるしかないのか?
 で,今回は複数のバンドが入り交じっているので,バンドごとに分けて紹介したいと思いますです。
 1曲目の“Land”,2曲目の“Revenge”,3曲目の“Something New”はLOUD MACHINE 2000名義の音源です。1曲目の“Land”はイントロからタメの効いたリズム隊にヘヴィなギターが乗っかる非常にカッコイイナンバーです。栗原ミチオのギターソロもヘヴィサイケで非常にカッコイイです。歌詞的には言葉少なめなんですけど,サウンドや構成で物語を紡いでいるような感じをうけましたです。2曲目の“Revenge”は,THE LOODSからのナンバーですけど,これが非常に重い・・・重すぎるナンバーになっています。THE LOODSバージョンでは緩急織り交ぜてという感じでしたが,このナンバーではひたすら重たくやっていますです。3曲目の“Something New”はパンクっぽいタテノリのイントロからいきなりリズムがうねりまくるカッコイイ曲です。坂本みつわのうねりまくるベースとGraceの自在なドラミングが素晴らしいです。
 4曲目の“Go Grace Go”,5曲目の“Lord of Nothing Pt.1”は LOUD MACHINE 5000名義の音源です(2000とメンバーは替わっていませんけど。)。4曲目の“Go Grace Go”はかなりポップなナンバーですが,坂本みつわのうねりまくりベースは相変わらずですね。格好良し。栗原ミチオのギターもシンプルながらキレイなソロを決めています。5曲目の“Lord of Nothing Pt.1”はTHE LOODSっぽいストレートなナンバーですけど,タテノリではなくタメの効いたリズムが気持ちいいです。歌詞も「物語は無欲,底力で勝負。神の意向,求めて堕落」とか個人的にはおいしいフレーズが入っていますです。「そんなもんだお前なんて,そんなもんだ時代なんて」まさしくそのとおりです,未だに。
 6曲目の“Judgement”,7曲目の“Hit It!”,8曲目の“Dead Ball”はDEAD BALL名義の音源です。ハードコアなのに歌っている内容がカラッポなのは最高です。6曲目の“Judgementは審判の歌ですね。「お前は退場!」最高です。7曲目の“Hit It!”は「かっとばせ,○○!」って奴です。わけ分からんですがカッコイイです。8曲目の“Dead Ball”は「デッドボール,テイクワンベース」だけなんですけど,誰かがカウントを入れるとひたすらやってしまうという恐ろしいナンバーです。凄すぎです。
 9曲目の“Mind Chemistry”,10曲目の“Sad Tree”,11曲目の“Three Little Birds”はLOUD MACHINE 0.5名義の音源です。2000から0.5になって西村茂樹以外は全てアメリカ人になってしまいましたです。9曲目の“Mind Chemistry”はTHE GROOVERSに近い感じのポップ感が気持ちいいです。「投げやりな言葉じゃなくて,いい加減な音楽じゃなくて,いつだって素敵なことは正直な心の化学」っていうフレーズはバンドマジックがテーマなのかな。10曲目の“Sad Tree”も同じような質感の曲です。粘りのあるギターソロがカッコイイです。11曲目の“Three Little Birds”も同じような質感の曲ですが,ポップ感が更に高まっています。というよりもモータウンをパンクにした感じですか?歌詞もタイトルどおり可愛い感じです。
 12曲目の“Backword Chant”は西村茂樹のデモっぽいアカペラナンバーで,最初聴いたときははっきり言って「なんじゃこりゃ?」っていう感じだったのですが,聞き込むと音は悪いものの,これがなかなかカッコイイです。特に歌詞が最高ですね。「俺は詩人,詩を持たぬ詩人。俺は廃人,表を取り繕う廃人。世界が破綻しかけた今,奴らみたいな理論武装家に一体何ができるって言うんだ。政治家にでもなるか,新興宗教でも始めるか。」とか。う〜ん,当時の新興宗教ブーム(オウムとか幸福の科学とか)批判なのかしら?まぁ,どっちにしても西村茂樹の言葉破砕工です。「俺は間違えている。」,それだけだな。
 13曲目の“Loud Machine”,14曲目の“Without You”,15曲目の“Social Fool,16曲目の“Huh?”は西村茂樹アメリカ人ミュージシャンによるLOUD MACHINE 0.5名義の音源です。13曲目の“Loud Machine”はTHE LOODSでお馴染みのナンバーですが,サックスがキレイに入っていて,オリジナルとはちょっと違う感じがしますね。サックスのフレーズが割と正統派で,個人的にはフリーキーな方がこの曲にはあっているような気もしますが,そこは個人の好みでしょうけどね。でも,THE LOODSと異なりリズムが複雑に組み合わさっていて一本調子にならないようにしているのは進化を感じますです。14曲目の“Without You”はどうしようもないラヴソングですね。曲も静かな感じで始まり,サビの西村茂樹の「だけど俺には君が足りない・・・」というシャウトからハードに盛り上がって8ビートのハードなラヴソングになってしまうところがスゴイです。15曲目の“Social Foolはハッキリ言って,カッコイイです。ちょっと重めのイントロから軽やかなロケンロールになるんですけど,歌詞が最高です。「下らないことばかり,そこらに溢れてる。シカとして過ごすのは簡単なことだけど,俺はここで生きてんだからなぁ,俺はここに立ってんだからなぁ。GO!GO!俗世間でGO!,壊れるまでGO!」だなんて最高だよな。16曲目の“Huh?”は個人的にはこのアルバムの中で最高の1曲です。歌詞も私的にはコアで大好きです。「罪なんか感じない。筋なんか通さない。いざとなったらサクっと死んじまえ。神なんか信じない,声なんか聞こえない。いざとなったらバキっと行っちまえ。超えられない壁を壊し。抜けられない道を壊し。明かりのない闇を壊し。とんでもない君を壊す。そうだろう?」最高です。しかし,40にもなってこんな歌詞に共感できるとは私は本当に・・・ちっとも変わってないってことだよなぁ・・・
 ラストの“Gimme Some Noise”は若干メンバーチェンジのあったLOUD MACHINE 0.5の音源なんですけど,1曲目の“land”の後半部分に曲名を付けてやっていますです。ギターの音がクリーンな感じになっている分,雰囲気が若干変わっていますけど,これはこれでカッコイイです。

 てなことを書いていると,嫁さんが帰ってきて,これを打っている私の机に封筒を1枚置いていきましたです。見るといぬん堂からで,ドキドキしながら開けてみると,社長の手紙とTHE LOODSフェア限定DVD「THE LOODS“ACTION FOOTMARKS 1984-1988”」が入っていましたです。見るしかないな。しかも社長の手紙には「THE LOODS STILL LOUDは7月発売予定です!」とあったです。ひょっとして先日の復活&解散ライヴの音源の発売ですかぃ?社長買うしかないです。またいぬん堂掲示板をチェックしつつ,ポチっとボタンを押させてもらいますです。楽しみだなぁ。