ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

爆裂都市/オリジナル・サウンドトラック


 しかし,10月もそろそろ終わりになろうかというのに,あいかわらずTシャツ1枚で過ごしていますが,自転車に乗ったら風がずいぶん涼しくなってきたので,こんな格好ももうそろそろ終わりかな?とは思っていますけど。
 話は変わりますけど,先週は職場の定期健康検査があったのですが,血圧測定の時に椅子と机の高さがあっていないのか,やたらと苦しい格好になって,姿勢を楽にして血圧を測ってくださいと言われても,この状態では無理だよなぁと思っていたら,案の定,血圧がおかしかったらしく3回も計り直した上にやたらと高い数値が出てしまいました。まぁ,人間ドックに入ったときには何の問題もなかったので,誤測定ということで放置しておきますけど。とはいえ,人間ドックの際にも「酒とタバコと体重を・・・」と言われていたこともあり,家庭内で全然体のことを気遣ってもらえない(特にこの時期は遅く帰っても土鍋がバーンと置いてあったりして,こんなに食べたくないよと思いつつ,捨てると嫁が怒るし,そもそも貧乏性の私が食べ物を捨てることはできないので,気分が悪くなりながらも完食している・・・)ので,自分が自由にコントロールできる昼食で何とかしようと思って,先週から注文弁当(これがくせ者で,ご飯は多いし,揚げ物も当然入っている。)からカロリーメイト1箱に切り替えました。効果のほどは1か月ぐらいしてみないと分からないけれど,少なくとも昼食代が200円は安くなるので,ちょっとそれがうれしいかな。

 で,今週は映画「爆裂都市(バーストシティ)」のオリジナル・サウンドトラックの紹介をしたいと思います。この映画そのものは,80年代の日本のロックに興味がある人は映画そのものを見たり,話には聴いたりした(この間,DVDで再発されたし。)こともある人が多いと思いますけど,監督の石井聰互が「暴動の映画ではない,映画の暴動だ」とアジっていた(というよりも監督自らバチラス・アーミー・プロジェクトとかいうパンクバンドをやっていたし。)こともあり,はっきり言って映画というよりも,The RockersやTHE STALINのプロモビデオみたいでメチャクチャカッコイイです。したがって,まだ見たことがない人は見ておいた方がよいと思います。ただし,さっき書いたように映画としてではなく,壮大なプロモビデオとしてですけどね。
 で,そのサウンドトラックなんですけど,1つ残念なのはMAD STALINことTHE STALINの曲は全く入っていない(これも当然といえば当然で,MAD STALINは主人公達のBATTLe ROCKERSの演奏を邪魔するためにトラックの荷台でライヴをやってるしな。)ことですかね。そういった残念さを補ってもあまりあるほど,このサウンドトラックはかっこいい物に仕上がっています。
 1曲目の“ソルジャー”は池畑潤二のユニットである1984のインストナンバーで,もこもことしたシンセのS.Eっぽい音で始まったと思ったら,土着的なタムを多用したドラムで始まり,ディレイを聴かせたギターがメロディーをなぞる曲です。なかなか格好良しです。
 2曲目の“セル ナンバー8(第8病棟)”は陣内孝則大江慎也率いるBATTLe ROCKERSのナンバーで,冒頭の「We Want Battle!」の呼び声からヘヴィーなギターリフから始まるナンバーで,はっきり言ってルースターズっぽいカッコイイ曲です。イントロのブルースハープもカッコイイです。陣内のハスっぱなボーカルも非常によいです。この曲を聴くだけでもこのアルバムを聴く価値はあると思います。
 3曲目の“ワイルド・スーパーマーケット”もBATTLe ROCKERSの曲なんですけど,アレンジはルースターズっぽいところもあるのですが,メロディーラインはロッカーズっていう感じですかね。曲の途中でベースとギターがロックンロールでよくあるベースラインを弾いていて音がスカスカになったりするところや,大江慎也の叫ぶようなコーラスもカッコイイです。
 4曲目の“シャープシューズでケリ上げろ!”もBATTLe ROCKERSの曲ですが,最初車の爆音から始まるこれはロッカーズっぽい曲なんですけど,映画との関係もあるんでしょうけど,なぜか音が悪いんですよね。非常に残念。でも,カッコイイ曲です。
 5曲目の“プア ボーイもBATTLe ROCKERSの曲ですけど,これはロッカーズっぽいバラードで陣内のヴォーカルが非常にカッコイイです。ちょっととばしすぎのアルバムなので,ここらで一息という感じですかね。
 6曲目の“ソロー”は1984のインストナンバーなんですけど,キチガイ兄弟役の2人(うち1名は町田町蔵(現「康」)です。重ためのシンセのリフレインの曲で,最初の叫び声と相まって,なんとも言えない雰囲気を醸し出しています。
 7曲目の“シスターダークネス”はBATTLe ROCKERSの曲で,前の曲から引き続き始まるんですけど,ルースターズっぽい曲かな。ビヨビヨにエフェクトの掛けられたギターの音がカッコイイです。
 8曲目の“視界ゼロの女(マチ)”は映画に共演している泉谷しげるの曲をBATTLe ROCKERSが演っています。この曲も聴く価値ありです。パンクフォークとしてデビューした泉谷しげるですけど,こんな曲を聴くとロケンローラーだなぁと思ってしまいますね。
 9曲目の“キックス”は1984のインストナンバーです。車のパラリラパラリラしたホーンの音から始まって,非常にスピーディーなロケンロールのインストナンバーになっています。これもカッコイイです。聴く価値あり。
 10曲目の“マイト ガイ”はBATTLe ROCKERSの曲で,これはロッカーズっぽい(タイトルからしてそうだけど。ひょっとしたらロッカーズがやっていたっけ?))曲です。本当にはじけるような陣内のヴォーカルとコーラスワークがメチャクチャカッコイイです。
 11曲目の“バチラス ボンブ(細菌爆弾)”はルースターズの曲をBATTLe ROCKERSがやっていますが,BATTLe ROCKERSなのでヴォーカルは陣内がやっています。で当然大江の雄叫びのようなコーラスが決まっています。こうやって聴くと陣内のヴォーカルは上手いと思うんだけどなぁ。
 12曲目の“フラストレーション”はBATTLe ROCKERSの曲ですけど,アレンジはルースターズでメロディーラインはロッカーズっていう感じの曲ですかね。「ベースボールバット振り上げて,狙い定めてHey!」っていうサビ(というには短すぎますけど)はカッコイイです。
 13曲目の“ボロボロ”もBATTLe ROCKERSの曲ですが,これはもう絶対ロッカーズっぽいです。めちゃカッコイイです。曲も1分39秒でギターのリフのみで突っ走ってしまうという曲です。これも聴く価値ありです。特にロッカーズファンには。
 で,ラストナンバーは“セル ナンバー8(第8病棟)”のリプリーズで,もちろんBATTLe ROCKERSがやっています。1曲目よりはちょっとルーズなリズムでちょっぴり長めにやっています。個人的にはこっちの感じの方が好きかなぁ。

 というわけで,今週はなつかしの爆裂都市を紹介しましたけど,はっきり言って新譜で買いたい物が最近ない(いぬん堂掲示板には年末ぐらいにTHE LOODSの再発が出るらしいので,それを買ってみようかとは思うのですけどね。いぬん堂関係ではあざらしもちょっと買うかどうかお悩み中です。しかし,インディー版なので,今買っておかないとだめだろうな。よし,ブログの投入が終わったら買うことにするかな?)ので,また,レコードをシコシコとCD-Rに焼いて,当面のネタ作りに励もうかなとは思っています。