ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

GHOST HITS 00〜06/SOUL FLOWER UNION


 しかし,先週はまいったね。水曜日の朝にWindows Updateでアップデートするファイルがあったので,アップデートして再起動したら,いきなりOSが起動しないんでやんの。おかしいなぁ〜?と思いつつ,ディスプレイに目をこらしてみると,小さくかつ素早く,OSのCD-ROMを入れろと書いてあって,こりゃOSが壊れたのかと思ってPS2キーボードを引っ張り出し(USBキーボードだと,OSが起動しないと役に立たないので。),OSのCD-ROMを入れて復旧インストールさせたら難なく起動したので,まぁたいしたこともなく復旧できて良かった良かったと,そのときは思っていたのでしたが,夜,家に帰って起動させたら「ユーザープロファイルが壊れています」などというエラーメッセージとともに,見慣れたデスクトップが出てこないんでやんの。で,仕方なく,新たにユーザープロファイルを作り直し,とりあえずメールとネットとアクティブシンク(ジョルナダとの接続ね)がでいるところまで復旧できたのが午前2時まで,3時間睡眠ですか?という感じで,木曜日も速く寝ようと思いつつ,引き続き復旧作業を午後11時までして,金曜日の夜も引き続き,昨日の朝やっとほぼ復旧したので,今度はメディアプレイヤーの整理をして,やっとほぼ元どおりに復旧しました。
 しかし,Windows Updateで壊れるとはどういうことよ!マイクロソフト,どういうことよ!ビルゲイツ,俺の時間を返してくれよ。ちなみに,パソコン好きな上司とこの話をしたら,もうWin2000は限界じゃないの?とか言われたのですが,来年はもうVistaが出るので,今さらXPにはできないし,VistaもSP1になるまではちょっと手が出せない(というか,セレロン1.1G,メモリー512MBじゃ,そもそもVistaは厳しいですな。)ので,もう少しはWin2000に頑張ってもらわないといけないんですけどね。

 という訳で,全然話は変わるのですが,今週は先週発売になったSOUL FLOWER UNIONのベスト盤について語るのさ。
 基本的にこれまでに出たアルバムは全部持っているので,買おうかどうしようか悩んだのですが,ゴースト・キネマ1 1/2がオマケで付いているので,これを見るだけでも買う価値はあるだろうということと,車載のMP3 CD PlayerのCD-ROMのSOUL FLOWER UNIONの曲をこれ1枚にしてしまえば,ちょっと容量が稼げるかな?というちょっとセコイ考えで買ったのですが,買ったら買ったでこれが結構,面白かったです。
 ます1曲目の“うたは自由をめざす!”ですが,オリジナルの「うたは自由をめざす!」っていうイントロのコーラスがなくなって,フィドルの軽快なリフからいきなりイントロの突入する,結構私好みのアレンジになっています。その他はS.Eが入っていたり程度ですけど,元々好きな歌なので,十分です。
 2曲目の“サヴァイヴァーズ・バンケット”は特にリミックスはないのですが,これはオリジナルで完成形のロケンロールだと思っていますので,このままでOK!です。枯れた花と吸いさしのタバコを持って墓参りに行きたい気分ですな。
 3曲目は新曲というか未発表曲の“永遠の語らい”ですが,これが「ソウルフラワーがカリプソやっちゃうの?」って感じなんですけど,昔のガォ〜っていう感じの中川のヴォーカルなら聴けたもんじゃないと思うのですが,最近の柔らかい歌い方だと,これもまたいい感じなんですよね。奥野真哉アコーディオンがいい感じで鳴っています,というかこのアコーディオンの音だけでもこの曲を聴く価値はあると個人的には思いますです。
 4曲目の“世紀のセレナーデ”は全然,オリジナルと雰囲気が違っています。中川敬曰く,オリジナルではブリブリにコンプを掛けていたので,あんな音だったらしいんですけど,このリミックスでは基本的にクリアーな音でリミックスしています。そのせいで音の歪みがないので,細かな音数(特にギターのカッティングとかリフとか)が表に出ています。個人的にはコンプの効いたちょっとひずんだブラスの音も好きですけど,歌詞(何度でもKISSして裸で抱き合いましょうとか,およそ中川敬らしくないプリティーな歌詞)的にはこっちのミックスの方が合っているかもしれないですね。
 5曲目の“殺人狂ルーレット”はデモバージョンですが,これも完成度が高いです。ドラムが打ち込みなのと,間奏のスーダラ節がない以外はオリジナルと遜色ありませんが,打ち込みドラムの関係もあって,ちょっとグルーヴ感が少ないかな?というわけで,個人的には間奏のスーダラ節もあるしで,オリジナルバージョンをオススメです。でも,このドラムを打ち込むのって大変だと思うので,それだけでもスゴイとは思うんですけどね。
 6曲目の“PEOPLE GET READY”もリミックスバージョンなのですが,もともとアコースティックなアレンジだったのですが,より唄物らしく唄を前に出したアレンジになっています。個人的にはリミックスバージョンの方が好きですね。
 7曲目は個人的には大名曲の“荒れ地にて”がオリジナルで入っています。これはリミックス不要ですよね。アコピに中川敬のヴォーカルが,そこにエレピが乗っかるという,個人的にはめちゃくちゃ王道のパターンですけど,それがこの曲にはピッタリなんですよね。歌詞も「声はまだ聞こえる,腹減らして夢を喰う。ここがどこであっても風がはらんだ荒れ地だろう」だなんて,すごくいいです。どこもかしこも荒れ地だらけだけど,旅立つオマエは新しいところで新しい夢を目指せという意味に理解しているんですけど,すごく好きなフレーズですね。
 8曲目の“緑の沖縄”は登川誠仁のスピリチュアル・ユニティの曲ですが,私は買っていなかったので個人的には新曲扱いです。ユニオンというよりかはモノノケですよね,三線とこの民謡リズムはね。しかし,登川誠仁のヴォーカルは凄いぞ!というかモノノケを聞いていなければ,多分拒絶してしまう音なんだろうけど,モノノケで慣らされた(毒されたとも言うけど)耳には,バッチリOK!だぜ。一緒に車の中でSingingだ!「緑の島だよ〜春の島〜!」・・・あ〜最高。
 9曲目の“BIG APPLE”はオリジナルバージョンで。というか,緑の沖縄の後だと,めちゃ違和感あるんですけど,ええんか中川?でも,この曲は私は好きなんですけど,結構,キリスト教関係の人からはメチャクチャに言われる(た)曲だろうなという歌詞なんですけど,レゲエというかゆっくりめのスカというか,そんなリズムに身を任せていると,くだらない宗教観なんて糞食らえと思ってしまう,無宗教な私ですけどね。
 10曲目の“CRAZY LOVE”もオリジナルバージョンです。とにかく中川敬がひたすら「Love」という単語をこれだけ歌うのが聴けるのは,この曲だけですので。個人的には好きですよね,中川敬のしっとりとした歌い方も含めて。
 11曲目の“FREE BALLOON”は私的にはちょっとつかみ所のないアレンジとメロディーなんですけど,最後の「カブールの夢,ペシャワールの夢,空に解き放とう。バクダットの夢,パレスチナの夢,空に解き放とう。ベルファーストの夢,板門店の夢,空に解き放とう。ビッグ・アップルの夢,トーキョーの夢,空に解き放とう。」というところは感動ものです。そうか,そういう意味だったのか・・・って感じですね。
 12曲目の“リキサからの贈り物”もオリジナルバージョンで。これは,もうタイトルどおりで。「リキサからの贈り物。無防備な魂のあけすけな明日の為だけにある希望の詩」っていうサビは気持ちいいですね。リキサだけでなく,全ての子供ら(もちろん虐待されている日本の裕福な子供らも)のためにも,この曲は存在していてほしいです。
 13曲目の“そら(この空はあの空につながっている)”もオリジナルバージョンで。この曲はいいですよね。少しうらぶれた中川敬のヴォーカルが。そんでもって,「ありがとう,あたらしい笑顔の為に。空は全てのものをつなげている」という歌詞は,別れをテーマにしながら,新しい出会いに思いをはせる,すごくいい詩だと思いますです。
 14曲目は“極東戦線異状なし!?”の別バージョンとのことですが,ちょっと音の分離がオリジナルバージョンよりもいいかな?という感じですけど。そんなことよりも,この歌詞をそのまま発表してしまう,ソウルフラワーはすごいと思います。むしろ大手レコード会社との契約が切れて本当によかったのではないかと思いますけどね。こういう曲を聴くと。音はさわやかなんですけどね,内容が120パーセントパンクですよね。
 15曲目の“神頼みより安上がり”は私的にはすごい好きな歌ですね。これを聞いて昨年の夏は乗り切ったというか。これはオリジナルバージョンですけど,十分です。「旅の途中でふらついたりしても,夢はずっと続いている。神頼みより安上がり」なんだよ。ゆれたり,泣いたり,笑ったりするけどさ,自分自身で思いにまっすぐ生きることなんだよな。だから神頼みより安上がりなんだよな。
 16曲目は“不死身のポンコツ車”の別バージョンですが,ドラムの音をちょっと引っ込ませて,それ以外(特に三線)を前に出した感じですかね。個人的にはオリジナルバージョンの方が好きですけど。これはこれでいいかもしれない。この曲を掛けて車に乗って,一緒に歌いながらアクセルを踏み込むと妙な高揚感があるのは,きっと中川敬と相通ずるものが私の中にもあるんだろうな,いいか悪いかは別にして。
 で,ラストナンバーは“松葉杖の男”のオリジナルバージョンです。ネット上ではこの曲よりも“酒と共に去りぬ」にしろという声もありましたが,まぁ中川敬に何か感じるものがあったんだろうし,そんなにラストとして悪い曲ではないと思いますけどね。静かに,そして力強い,けれどなぜか軽やかな中川敬の歌声が好きです。個人的には。
 で,本編はここまでなんですけど。初版限定で,DVD“ゴースト・キネマ 1 1/2”が付いていて,これも良かった。できれば初版を手に入れた方が良いと思います。1
 1曲目の“星降る島”はソウルフラワーの面々は一切出ず,全て東ティモールの映像なんですけど,これが曲にピッタリというか,もともと東ティモールの唄だし。や〜とにかく必見。見て欲しいです。
 2曲目の“神頼みより安上がり”はネット上で少しだけ見たことがあるんですけど,全編はこれが初めてです。いや〜妙にノリノリのメンバーがカワイイというか素晴らしいというか。好きな曲なので,いいですけど。
 3曲目の“零年エレジー”はアニメ作品ですが,実験的な感じですね。曲調には合っていると思いますけど。うん。
 4曲目の“アンチェインのテーマ”は初めて見た魂花スタジオでのレコード風景がモノクロで入っていて,いいかんじです。なんか自分の自宅兼スタジオでレコーディングしていたときのことを思いだしてしまったです。最後のみんなで鍋(水炊きかな?)をつついているところもよかったです。よく分からない,音と映像の一体感はすごいとしか言いようがないです。
 ラストは“満月の夕”ですけど,ロロサエ・モナムールのオマケDVDのときよりも後の画像なので,演奏も落ち着いていますし,なんかうれしくですね。みんなけっこうヨレヨレの格好なんですけど,格好いいし。

 で,今回のアルバムは,ソウルフラワーをあんまり聴いたことはない(あんまりアルバムは持っていない)という人なら,絶対に買い!のアルバムだと思いますので,初回特典のあるうちに買うんだ!としか私的には言いようがないです。
 しかし,そうこうしているうちに,M.J.Qのアルバムが届いたんだけど,ちょっと聴いただけでもスゴイです。これは明日からMUVOで毎日聴きまくって,来週はM.J.Qでいくぞ〜!(と書いたところで,昨日,MUVOに転送するときにプレイリストをM.J.Qにしたらなぜか認識しなくて,苦労したんですけどね。結局はUnplugged Punkでプレイリストを作ったです。)。