ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

SAME OLD NOISE/BOOGIE TAIZO


しかし,暑い暑いと思っていたけど,夜は少しは涼しくなって,とりあえず夜中に喉が渇いて水を飲む・・・で寝不足という悪循環がなくなりつつあって,少しずつバテ気味の身体ももどりつつあるかな?(でもあいかわらず,ゲホゲホと咳がでるので,そろそろ病院に行った方が良いのかしら。)。
 2ちゃんでも非常識な親関係のスレが盛り上がっているけれど,今日は私も久しぶりにキレてしまったですよ。子どものエレクトーンの付き添いに行ったとき,毎回,かなり騒がしい親子がいるのだけど,母親が今日はやたらと大きな声でリズムをチキタカチキタカ言っていて,あんまりうるさいので,壁に貼ってある「ロビーではしずかにしてね」の張り紙を叩いて,「これ読めないのか?」と言ってしまったですよ。子どもが多少歌ったり,親子で話をしているのなら我慢もするのだけど,子どもはまぁまぁ今日は静かに待っているのに,親がうるさい(しかも他人には耳障りな声)のは我慢ならん。嫁に後で言ったら「最近の母親なんて,あんなものよ。レッスンで顔を合わせるんだから,我慢したら?」と言われてしまった。そうか,こういう考え方をする奴が多いから,非常識スレはあんなに盛り上がるんだな・・・と思ってしまったですよ。こっちだって見知らぬ他人を怒りたくないけど,怒らなきゃ分からない奴は仕方ないよな。

 で,今週は先週,ライヴを見て買ってしまったBOOGIE TAIZOさん(以下「ブギーさん」と言います。)の“SAME OLD NOISE”について語るのさ。ライヴの時に見たブギーさんは,華奢な感じでなんかマークボランみたいな人なんだけど,ロケンロールからブルーズまでアコギ1本で演ってくれて,最高でした。このアルバムはブギーさんの最新作で帯には「7年振りの2ndアルバム。ボロっちい音を録ってみました・・・」ってあるんですけど,アコギ,エレキとブルースハープのみで,これがカッコイイんですよね。ギターも上手いし。
 で,1曲目の“TEXAS”はボトルネックでブルーズしまくっているインストナンバーで非常に格好良し!です。最後のブギーさんの笑い声もらしいというか。
 2曲目の“KUMIKO MY LOVE BOOGIE”はこれもイカしてます。ザックリとしたアコギのカッティングに乗せて,美人な女は全て「統計学上間違いねぇ,おそらく名前はクミコだぜ!」というイカシタナンバーです。しかもラストの渋谷の今時の女の娘については「おそらく名前はクミコじゃねぇ〜!」と言い切るところもカッコイイです。この曲の第二弾っぽい,ライヴでやっていた日本語の乱れを嘆く唄も早く音源にならないかなぁ〜。
 3曲目の“HOOCHE CHOOCHE MAN”はマディ・ウォーターズのカバーです。これはアコギをベースにブルーズしまくっています。カッコイイですけど,著作権の関係はクリアーしているのかな?とちょっと心配になってしまったりして。
 4曲目の“ガンジス河でハードロック”もカッコイイです。「聖なる河かもしれないが,俺にとってはただの河!」っていうところがすごいカッコイイです。そうなんですよね,信仰の対象とかいろいろあるかもしれないけれど,関係ない人間にとってはそんなことは関係ないんだよな。ここまで開き直れれば怖い者はないでしょう(と小心者の私は思ったりする。)。
 5曲目の“CAT FISH”はサンハウスの“なまずの唄”(よりも再結成サンハウスのライヴ版に入っていた“New Cat Fish Boogie”)のカバーなんですけど,ワウの効いたギターソロでいきなり始まって,アコギにバトンタッチして,深めのリバーヴを掛けたボーカルもカッコイイです。菊(柴山俊之)さんのドスの効いた声もいいですけど,ブギーさんのちょっとハスキーな声も結構いいですよ。
 6曲目の“SLOW LIFE”はライヴで聴いたとき,言葉の選び方とかマークボランっぽいなと思ったポップなラブソングです。歌詞カードをじっくり読んでみると「スペースボールリコシェット遠くで聴こえる」とか「You're Just 21Century Baby」とか思いっきりボランリスペクトな歌詞でうれしいですね。
 7曲目の“No More 神田川”は,思いっきりロケンロールしながら「Mr.Eマイナー氏に暗い気持ちになるから4畳半フォークはやめてくれ!」って内容なんですけど,最後には自分も一緒になって歌っている・・・っていう唄で,ブギーさんのギャグっぽいというか自虐的なところが思いっきりフロントに出た名曲だと私は思うのですが,どんなもんでしょうかね。
 ラストナンバーの“ROCK BAND”は,これは切ない,切ないぞ,私的には。「目と目があって気持ちが通じ合う。静かな部屋の中でロックンロールが流れ出す。ドラムとベースが絡み出す。ギターがリズムをカットする。激しいビートが流れ出す。気持ちがひとつになる。なんて素敵なんだろう。」と歌いながら,でも今,1人で演っている自分にとってはそんなものはくそっくらえだと言ってしまうところが分かりすぎるくらいに切ないですね。そして最後は大好きなバンドの名前をひたすら羅列して終わっていくんですけど,ブギーさんの今と,そして明日にもうちょっとお付き合いしたいなと思ってしまったです。

 で,ブギーさんのサイトを見てみたらば,私と1つしか歳が違わないことにびっくりしたですよ。大好きな“三代目春駒”小林一彦さんにしても,ブギーさんにしても,40歳近くなっても軽いフットワークでロケンロールし続けていることを尊敬してしまうですね。
 ということで,次回は“三代目春駒”小林一彦さんのバンド,Far East Loungeの公式海賊版を手に入れたのでそれについて語ろうかなと思っています。
 それにしても,やっぱりニンテンドウDSは当たらなかったな。まぁクジ運はもともと悪いので,しかたないんだけどさ・・・