梅雨が明けたと思ったら，いきなり夏本番だの毎日熱帯夜だの，自分の夏休みも終わってTシャツ１枚からワイシャツにネクタイで死にそうになってるし，暑いよ〜としか言いようがないですな。
しかも，バテバテなのに子どもがラジオ体操に行くから朝は６時に起こしてって，土曜日もラジオ体操があるんですか？お父さんははっきり言って眠くて死にそうなんですけど・・・と言いながらプログを書いていますけど。
で，今回は先週同様，夏休みの間にレコードからCD化したものをウダウダと書いていこうかと思っていたのですが，HEATWAVEのStrikes Backシリーズの第二弾がやっとオンライン販売になり，早速入手したので，今回はそれについて語ろうかと思います。
今回は“明日のために靴を磨こう”，“BRAND NEW DAY/WAY”，“地平”の３曲のリメイクなんですけど，ツアー先行販売で買った人たちが２ちゃんのHEATWAVEスレでボロクソに書いていたので，どうしたものかと思っていたのですが，私的にはこれはこれでありかなと思います。原曲が聴きたければ，“地平“以外はまだ売っているLONG LONG WAYで聴くこともできるし。
で，１曲目の“明日のために靴を磨こう”ですが，原曲がどっちかと言えば，サラっとした歌い出しで始まり，段々と感情が高ぶっていくという感じですが，今回のバージョンはちょっと重ための感じかな。歌い回しもかなり変えています。若いときは明日のために靴を磨く（ようするに何かを始めるという言いだわな）のも心が動けばサっとできるんだけど，歳を取ると段々いろいろなしがらみや思いがあって，サっと動けないときがあるんだけど，動くために自分の心を高めていくためという感じを受けましたけどね。そういう意味では歳相応のアレンジだと思いますけど。特に自転車できつい坂を登りながらこの曲を聴いていると坂を登り切った後をイメージしながら，それまでの助走としてペダルをこいでいる自分とこの唄の主人公が重なったりするんですけどね。私はそういうふうに感じました。
２曲目は“BRAND NEW DAY/WAY”なんですけど，原曲は佐野元春がアレンジしただけあって端正なロックという感じだったんですが，今回のアレンジは山口洋のエフェクトの掛かった鼻歌から始まって，跳ねたリズムで（OFFICIAL BOOTLEGのアレンジに近いですかね。）最後まで突っ走っていきます。ちょっと山口洋のヴォーカルにエフェクトを掛けすぎなような気がするんですけど，それさえ除けば，結構好きなアレンジですけどね。ただ，個人的にはOFFICIAL BOOTLEGの時のアレンジでやってもらえたらもっと嬉しかったですけどね（というかOFFICIAL BOOTLEGは盛り上がりまくっている最後のところをモノラル処理をしているので，今回，フルバージョンで聴けるとうれしかったんですけどね。）。
ラストの“地平”は聴いたことがなかったので原曲との比較はできないのですが，山口洋のギターの音（ヘッドのところの弦をはじいた音とか。）に細海魚がエフェクトを掛けまくって，それに乗っかって山口洋が歌っているのですが，HEATWAVEというよりも山口・細海ユニットという感じですかね。私的にはこれはこれで面白かったのですが，多分，バンドとしてのHEATWAVEが好きな人だったら怒るんだろうな，こんな音じゃあ。
はっきり言って，今回のStrikes Backは賛否両論なのは分かるような気がします。私的にはこれはこれで良いのではないかと思うのですが，「こんなのHEATWAVEじゃない。山口洋のロケンロールが聴きたいんだ！」という人は多分，がっかりする音だと思います。だから，「こういうのもあり」と思える人でないと，多分，聴いても面白くないと思いますので，万人にお勧めというのはちょっと難しいかもしれないですね。私的には「これはこれで，こういうのもあり」派なので，好きですけど。
しかし，こうなると，冬に発売が予定されている先行投資式の新しいアルバムはあんまり売れないかもしれないな〜とちょっと思ってしまいましたが，私的には期待しておこうかな？と思っています。
なお，来週は盆の関係があるので，書き込みがちょっとずれるかも（というよりもずれる）ので，もし読んでいる人がいれば，そういうことですのでよろしく。
