ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

NO FEAR strikes back/HEATWAVE


 もうすっかり春で,昨日は職場の有志でうるさい上司にナイショでこっそり花見に行く予定だったのですが,1人体調が良くない人がいたので,急遽,居酒屋に変更となってしまい,今年も花見はできずじまいとなりそうです(というか,基本的にかなりの雨男なので,昨日の様にいい天気に恵まれることはもうないかもしれない・・・)。
 結局はガッツリ飲んで,ヘロヘロになって帰ったのですが,楽しい飲み会だったので,そんなに酒も残らず,プログを書いています。

 で,今回は,HEATWAVEソニー時代の曲を今のメンツで採録したstrikes backシリーズの第一弾マキシシングルを御紹介したいと思います。
 そもそも,山口洋がこういう企画をすることになったのは,当時のレコード会社との契約にはネット配信まで記載されていなかったので,ネット配信についてはアーティスト側で独自にやりたかった(ソニーはi Tunes Music Storeとは提携していないため,廃盤になったら聴けない。かろうじてソニー系のダウンロードサイトで購入することができるものの,ソニー独自の最低圧縮規格のATRACしかないので,ソニー以外のプレイヤーでは聴けない。)もののケンカ別れになって,その挙げ句,ソニー系のダウンロードサイトに多少はあった曲も削除されてしまうという,非常に腹の立つ結果となってしまったんですよね(この辺の経緯については,佐野元春のMUSIC UNITEDでの山口洋が出ているネットラジオで詳しく聴けます。)。
 それなら,自分達で原盤権を持てば良いということで,このstrikes backシリーズを立ち上げたらしんですよね。

 で,今回のマキシシングルについては,2ちゃんでは結構批判されている(やれ,押してばかりで引きがないとか,細見魚のキーボードがうるさいとか)ようですが,私的にはこれはこれでカッコイイと思いましたけどね。
 1曲目の“NO FEAR strikes back”はオリジナルのギターのカッティングから静かに始まるバージョンとはうってかわって,シンセのSEっぽい音から始まり,キックとベースがリズムを刻み始め,ハードなギターが絡むアレンジでこれはこれでカッコイイです。音的にはクラブ系のチキツーサウンドを打ち込みではなくバンドでやっているところがカッコイイです。山口洋がソロツアーのときに「笑えて踊れるものになっている」と言っていましたが,まさにそのとおりの音になっています。山口洋のはじけまくったボーカルも良いです。
 2曲目の“Carry On”はオリジナルでは静かだけど力強いピアノのコード弾きで始まるバージョンだったのですが,今回のアレンジでは細海魚の浮遊感のあるエレピで始まり,それに山口洋の乾いたブルースハープが絡み,しっとりとしたいい感じに仕上がっています。山口洋のボーカルもつぶやき系の歌い方でこれもイイカンジです。
 3曲目の“フールとクール ballad of middle age-trial version-”は新曲で,これも山口洋のソロツアーの時に聴いたのですが,最初,デモっぽい音で始まるので,trial versionの名のとおりこのままかと思いきや,クリアーで伸びのあるギターとエレピが呼応しあうように鳴り,山口洋のちょっと押さえたボーカル(シベリアンハスキーっぽいかな?)が訴えかけるような曲です。ザックリとしたアコギの音も,間奏での口笛もイイカンジです。断片的な言葉の羅列が1つのストーリーを作っていくという感じの歌詞もこれまでにない感じですかね。
 4曲目は多分オマケ的な“Session#1”で本当にセッションというか,細海魚色というか,LONG WAY FOR NOTHINGの隠しトラックに入っていたFloatみたいな曲ですね。まぁ,これはこれでよいのではないかと。

 で,このマキシシングルについては,ライブ会場かネットでの限定販売しかしていないので,聴きたい人はぜひ,HEATWAVEのオフィシャルサイトでサクっと購入してやってください。
 いや,本当,次のマキシシングルもぜひ聴きたいので,ある程度ペイできないと作れないだろうしね。