ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

TOUR OF “LOVE”2005/HEATWAVE


 と,いうわけで,今日はクリスマスだな(何が,というわけなのかは自分でもよく分からないけど。)。今年も子供らはケンタッキーのチキンを御所望のようで,昨日はケンタッキーのサイトを見ながら,「お父さん,これとこれとこれを買ってね!」ということであった。まぁ,今晩,ケンタッキーのチキンなら嫁も晩御飯を作らなくてもいいし,まぁ家庭の平和のために買わせていただきましょう。
 で,前回は,今回はLooking Back to 2005ということで今年を振り返ろうかと思っていたのですが,やっぱり今年を1週間も残しておいて今年を振り返るのも何だかなというわけで,何とか来週,書きたいと思います(もし,嫁の実家方面で書くことになれば,どこか電波状態がいい喫茶店とかに避難して書くことにしようっと。)。

 それで,HEATWAVEのこのDVDなんですけど,いや〜ハッキリ言って,今回もメチャカッコイイです。
 1曲目の“ツアーの歌”(オリジナルバージョンは聴いたことはないんですけど。)っていうアコースティックっぽい少し軽めの歌で始まったと思ったら,
 2曲目の“THE ANSWER”(これもオリジナルバージョンは聴いたことはないんですけど。)はなつかしのエコバニ(Echo&Bunnymen)みたいな音で,ディレイをバシバシに掛けてカッティングをしているところとかいいですね。あ〜今回はDVDなんで歌詞はあまりアップしないです。ぜひ買って,視て,感じてもらえればラッキーかと。
 で3曲目の“NO FEAR”なんですけど,これはヤラレタ!って感じです。オリジナルは結構ストレートなギターサウンドだったんですけど,細海魚の趣味も出ているのか,思いっきりクラヴ系のチキ・ツーサウンドで始まるんだもの。しかも渡辺地獄の歪みまくったベースとヴォイスに細海魚のシンセが絡み,本来打ち込みであろう音を生音でやりまくってしまうところがカッコイイですというか,メチャ踊れるぜ(多分,体がついて行かないかもしれなきけど・・・),という感じですね。で,このチキ・ツーサウンド山口洋が唄ってるんですけど,結構,はまってるんですよね。これは必見のバージョンだと思いますです。
 4曲目の“ハピネス”は,オリジナルに近い感じで,アコースティックな感じで,静かに山口洋が歌いかけていますです。冬,暗くなってから仕事を終えて家に向かうときに聴くと,何ともいえない気持ちになりますね。
 5曲目の“スウィム”は「お金を掛けることなく,警察に捕まることなく,一番簡単に宇宙に行く方法です。」という最初の語りを聴いて,岡村ちゃんも水泳をやっていれば,体も引き締まって,刑務所に行くこともなかったのに・・・とちょっとせつなくなってしまったですよ。で,この曲はいつもながらの長尺バージョンで15分近くあるので,視るときは心してみた方がよいと思います。
 6曲目の“それでも世界は美しい”は,ほぼオリジナルどおりの演奏なんですけど,細海魚のエレピの音がやけに綺麗で,耳に乗り込ました。
 7曲目の“歌を紡ぐとき”は,冒頭の「軽自動車,日産マーチBMW。じゃあ軽自動車で」というよく意味の分からない語りで始まりますが,私的にはメチャクチャ好きな歌なので,別にいいです。池畑アニキのドラムが終始鳴りっぱなしで,山口洋のアコギとアニキのドラムだけから,渡辺地獄の歪んだベースが,細身魚のエレピが絡むといういつもどおりのアレンジなんですけど,各メンバーのシンプルながらも振り絞るような研ぎ澄まされたプレイがたまらないです。
 8曲目は本編ラストで“STILL BURNING”ですが「Are You Burning?」という山口洋の問いかけから始まって,オリジナルよりも少し早いテンポでライヴらしく飛ばして,本編ラストらしいナンバーになっています。間奏での語りで「今日の夜は飲み過ぎませんように。段々説教じみてきたので,この辺で止めます。」と言った後,「じゃあ,アニキ行きましょうか。」の一言で怒濤の後半戦に入っていくところなんか,ライヴバンドだなぁ〜と思いました。
 で,ここから先はアンコールで9曲目は“TEQUILA〜WIPW OUT”で,これはルースターズがアルバム中でインストナンバーでやっていた奴のカバー(そもそも,ルースターズ自体がカバーなので,カバーのカバーですけどね。)なんんですが,当然にフューチャリング・バイ・池畑アニキ!という感じで,池畑潤二のドラミングを見せるためだけに,この2曲を持ってきたと言っても過言ではないでしょう。個人的にはルースターズ・バージョンよりも細海魚のエレピが格好良く決まっている分,HEATWAVEバージョンの方が好きですね。
 10曲目は,あの大名曲“満月の夕”で,これはアレンジはNEWS23に出たときのアレンジで,切々と心に染み入るナンバーになっています。SOUL FLOWER Versionも好きだけど,HEATWAVE Versionも好きですね,私は。
 11曲目は“ボヘミアン ブルー”という曲で,オリジナルは結構アイリッシュっぽいアレンジだったのですが,「約束もない,見返りもない!」という山口のつぶやきから始まって,池畑アニキの激しいビートに乗って,正にロケンロールっていう感じで飛ばしまくっています。カッコイイです。
 で,ラストは“雨の後,路は輝く”というアコースティックなナンバーで静かに,しかし熱く,終わっていきます。本当にこれもイイ曲ですよね。特に「雨が降ったら濡れるだけさ。晴れの日にはそれをゆっくり乾かすだけさ。曇りの日には本を読むだけさ。嵐の日には酒を飲むだけさ。」っていうところは私の生活感そのものです。

 もし,あなたが30歳以上(又はその前後)であれば,よろしければ年末年始のお伴にしてみてはどうでしょうかね。多分,静かにそして熱い気持ちで新しい年を迎えることができるのではないかと思いますですよ。
 では,年内にLooking Back to 2005を書くことにして,今日はこの辺で。