ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

ROCK'N'ROLL GYPSIESⅡ/ROCK'N'ROLL GYPSIES


 いや〜今年の夏は結構暑かったし,秋になっても暑さが続いたので,冬も結構暖かいかななんて思っていたんだけど,いきなり寒くなってちょっとびっくりだな。私の住んでいるところでは,12月下旬になって初雪ということもめずらしくないのに,今週は頭にはもう初雪だもんな(で,新幹線に遅れが出て結構大変だったしな。)。
 で,今週は先週の予告どおりROCK'N'ROLL GYPSIESの新しいアルバムについて語ることにします。
 いや〜本当にカッコイイですよ,このアルバム。花田ソロの流れでフォークロックっぽい音になるのかと思いきや,下山色や池畑色が混ざって,正にROCK'N'ROLL GYPSIESの音になっています。
 1曲目の“Muddy Man”のギターのカッティングのカウントから始まり,ちょっとブギーっぽいギターカッティングがキター!って感じですよ。「オンボロ車に釣り竿とギター,ブチ込んで走る。フラフラ走るいい天気」なんて歌詞的には花田ソロっぽい感じもありますが,音はハードなROCK'N'ROLL GYPSIESの音で,まさに1曲目に相応しい歌です。
 2曲目の“只の夢”は柴山“菊”俊之さんの作詞で,「完全無欠のRock'nRoll Rider,そんな渾名が付いた夢を見た・・・」って歌詞で音はガレージっぽくて,これもカッコイイです。最初に聴いたとき「あれ〜なんでTHE MODSの曲が入ってるの?」って思ったくらい,THE MODSがやっていそうな音で,花田さんのボーカルもちょっと潰した感じのエフェクト処理がしてあって,THE MODSの森山さんみたいな声に聞こえるところもあったりして。
 3曲目の“光”は軽めのギターカッティングから始まる曲で,全体的に軽めなんだけど「消えて行く運命を照らし出す光に向かって」なんていう意味深な歌詞だったりする曲です。
 4曲目の“Hangfire”は下山色が強いかな?フォークロックっぽいんだけど,打ち込みっぽいパーカッションの音が入っていたりして。「流れても辿り着けず。イタズラな夜とまた今日も2人」なんて歌詞が曲調に非常にピッタリです。
 5曲目の“GOAL”は山部善次郎さんの作詞で,50'Sっぽいノリのロックンロールで,GOALっていうのが昔の(かな?)彼女の家みたいですが,この音ならこの歌詞でいいんでないかいと思います。
 6曲目の“風の跡”はシンプルなロックンロールで「満たされないから動いている。信じたいから止まらない」という歌詞がカッコイイんですけど,これはROCK'N'ROLL GYPSIESそのものなのかな?っと思ってしまったです。
 7曲目の“瞳”はなんていうか,スペインっぽい曲調でちょっと一休みっていう雰囲気なんですが,「巡る日々の流れに惑わされ,思い出は追い越され,信じることを忘れ,新しいものを手に入れるためにその瞳を曇らせる」という歌詞がちょっとしんみり考えさせられたりします。
 8曲目の“LUCKY LOVE”は,うってかわってゴキゲンなロックンロールナンバーです。タイトルが全てを表しているような感じですので,あんまり語りません。
 9曲目の“Hallelujah Lord”もゴキゲンなロックンロールナンバーで,これもタイトルが表しているとおりだな。
 10曲目の“Junk! JUNK! JUNK?”は下山さんのボーカルでちょっと重めの音になっていますが,下山さんの畳み掛けるような「JUNK JUNK JUNK」ってところもカッコイイです。
 11曲目の“Hey DJ”は私的には名曲と言っても過言ではない曲ですね。音はアコギのカッティングから始まって,非常にブルースっぽいんですけど(好きだけどさ),何と言っても「大好きなR&R Radioから聴こえない。生まれた時代を間違ったみたいだ,オレは。同じ唄,同じ人飽きもせずRotation。皆さん御存じだというけれど,オレ知らないんです」っていうところは正に私も同感です。本当,知らないんだよ,最近の流行歌は。まぁ,別に聴きたくもないし,聴かなくても満足しているしさ。
 ラストナンバーの“此岸のほとり”は池畑アニキがボーカルを取っています(というか,ラストナンバーを取るだなんて,さすがアニキ!)。ドラムソロから始まって,「ここのはなんておおくのひとびと,いきをしてるばしょもない。ながれにのってあるくことがたったひとつのやれること。あさひがのぼるころには,それがどこかわかるさ。いきもつけるだろう(歌詞カードのママ)」っていう歌詞もアニキっぽいんですが,下山さんの作詞作曲だったりするんですよね。

 で,実はこのアルバムにはDVDも付いていて,これには今年の5月29日に日比谷野外音楽堂でのライブ映像と今回のレコーディング風景が入っていて,これも楽しめます。ライブ映像では,“NATURAL POWERDE 1”,“NO TIME”,“TRUCKIN'”っといずれもⅠからのナンバーが入っています。動くROCK'N'ROLL GYPSIESも非常にカッコイイです。

 しかし,話は変わるけど,今年も残すところあと3週間なので,ボチボチ年賀状の印刷をしないとな。データだけは作ったので,明日からシコシコと印刷するかな。