ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Yellow/岡村靖幸


 子供らの夏休みが始まり,土曜日で休みだというのにラジオ体操に子供らが行く関係で,こんな時間に起きている私ですが,午後から昼寝でもしましょうかね。

 さて,先週書き込んだとおり,今週から個人的に「逮捕されたけど,岡村ちゃん,君を待っているよ企画」として,私が持っている岡村ちゃんの音源について全て語りたいなと思っています。
 というわけで,今回はデビューアルバムでもある“Yellow”を取り上げたいと思います。
 実は,”Yellow”はあんまり評判がよくない(というか,作詞,作曲,編曲を全て岡村ちゃんがやっていないせいであろう。)ようなんですけど,私としてはストレートにポップな曲が多くで結構好きなんですけどね。
で,1曲目の“Out of Blue”は今もライブで歌われる名曲ですよね。っていうか,「明け方のニュースショー,言葉だけ満ちてる。眠れない朝が君を包むよ。窓際のキーボード,指を叩きつけて。これ以上寂しくなりたくないから。」とか80年代の悩める青春ポップという感じでいいですよね。
 2曲目の“Young Oh! Oh!”もタイトルどおり,青春ポップナンバーで,イントロのドラムをバックに岡村ちゃんが「Everybody!Hoo!(いわゆる「フォーッ」ってやつですね)Allrights,1,2,3,4」で始まるゴキゲンなナンバーです。最後でモロにロックンロールなギターソロと岡村ちゃんの掛け合いも楽しいナンバーです。
 3曲目の“冷たくされても”は岡村ちゃんの作詞ではないので,ちょっと毛色が変わっていますが,なんかいかにもデビューアルバムという感じがするので,これはこれでよいのかもしれない。
 4曲目の“Check out love”は先日発売された“ビジネス”にも収録されていたんですけど,個人的にはビジネスバージョンの方が好みですかね。
 5曲目の“はじめて”は,ピアノの弾き語りからストリングスが入ってくるという,ある意味王道的なアレンジですが「今までの僕は忘れてた。家に帰る道,ぬくもりを。でも君の声があまりに甘いから,Feel Your Love」という歌詞には結構,ジーンときましたよね。ただ,今の岡村ちゃんからはとてもこんなフレーズは出てこないでしょうけどね。
 6曲目の“Water Bed”は“Date”以降のいわゆるエロ路線を彷彿させるナンバーですね。ギターのいやらしいトーンも曲に非常にマッチしています。当然,曲中トークも炸裂していますしね。
 7曲目の“RAIN”は,今聞くと,いかにも80年代ポップって感じの曲とアレンジですね。これも今の岡村ちゃんからは考えられないような唄ですね,私的には好きですけど。
 8曲目は“彼女はScience Teacher”という曲で結構ファンクっぽいナンバーですが,その後のドロドロファンク路線に比べればカワイイモンですが,このアルバムでは唯一のファンクっぽいナンバーなので,結構格好良さが目立っているかな。
 で,ラストナンバーは“White Courage”ですが,これもピアノとアコギの絡みにストリングが絡むスローナンバーで「新しい勇気を僕らは探してる。映画の色している駅だけ浮かんでる。」っていうフレーズから始まるナンバーで,曲はものすごくきれいです。歌詞は岡村ちゃんというより渡辺美里っぽいかなぁって感じですね。まぁ,80年代ってこういう感じが流行っていたということが思い出せて,非常によろしいんではないでしょうかね。

 というわけで,簡単に全曲紹介しましたが,俗に言う“岡村ちゃんらしさ”は少ないものの,楽曲のクオリティは結構高いと思いますので,機会があれば(というか,店からCDがなくなる前に速くGETしてください。もう“岡村靖幸コーナー”どころかCDそのものがなくなっている店もあるみたいなので。),ぜひ聞いてみてはどうでしょうかね。
 私も何とか予算をひねり出して“岡村ちゃん大百科”を探してみようかな?