ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

NEAT-AT-BEST/THE NEATBEAT


 先日,世代的には少し上の人と少し下の人とラジオの話をして気付いたんだけど,今,私は38歳なんだけど,私くらいの世代までがギリギリAM世代で,それより下になるとFM世代なんだなぁって思ってしまったですよ。で,なんで,こんな書き出しになるかというと,今回紹介するTHE NEATBEATっていうバンドが50'sや60'sサウンドをこれでもかって感じでやってるバンドだからなんですね。
 なんていうか,このCDの微妙な音のヌケの悪さ(多分狙ってやってるんだと思うけど)や敢えてモノラルにしたりしているのを聞いて,AMポケットラジオにかじりついて,いろんな音楽を聴いてたころを想い出したからなんですよね(まるで,RCサクセションの“トランジスタ・ラジオ”みたいな感じですかね。)。
 
 で,THE NEATBEATなんですが,元々はSOUL FLOWER UNIONのキーボードプレイヤーの奥野真哉がこのベスト盤の関係で絡んでいて,「これぞRock'n Roll BAND!」っていうコメントをしていたので,一回聞いてみようかなと思っていて,たまたま店で見かけたのとその店の1000円引きポイントカードがあったので,買ったものです。
 で,本論に入りますが,全25曲,平均3分,50's or 60's Rock'nRoll全開で,格好いいとしか言いようがないですね。で,歌詞もいかにも50'sや60'sっぽくて,いい感じですね。ちょっとバカっぽい歌詞もまた,楽しからずや。
 いつもは,全曲レビューみたいな感じでやっていますが,今回は曲数も多いので,ピックアップして紹介します。
 まず,1曲目の“MOVE BABY MOVE”ですが,ちょっとメッセージぽい歌詞がポップなRock'nRollでイカしてるゼってな感じの曲です。
 2曲目は奥野真哉が参加している“真空パック”っていう曲で,結構,ハイテンポのRock'nRollに奥野真哉のキーボードが格好良く決まる名曲ですね。
 4曲目の“59 BAR”は,タイトルどおりに,もろ50'sテイストの格好いい曲です。
 5曲目の“TWISTIN'DAY”は英語詩も相まって,60'sっぽい音で,知らずに当時のイギリスのバンドって言われたら,信じてしまえるようなサウンドです。
 6曲目の“YHA! YHA! YHA!”は,某チャゲアスとかいう人たちのアホな歌詞ではなく,待ちに待ってたロックコンサートの日の気持ちの高ぶりをそのまま曲にしていて,聞いてて学生時代はそんな気持ちだったよなって想い出してしまいました。
 7曲目の“黒いジャンパー”は大好きな黒いジャンパーの格好いいところを並べ立てているというバカっぽい歌詞だけど,そこがいかにもRock'nRollって感じで最高の曲ですね。
 11曲目の“ハートをわたそう”っていう曲もいかにもRock'nRollっていう歌詞と50'sサウンドが相まって,メチャ格好いい曲です。
 13曲目の“お願いBABY”は,もろサーフサウンドっていうやつで,モンキーダンスが似合いそうな曲です。
 15曲目の“BLUE BLUE BLUE”っていう曲はちょっと突き放したような歌詞とソリッドな60'sサウンドで,暑苦しいまでの50'sサウンドとは好対照な名曲だと思います。
 で,16曲目の“GOODBYEサヨウナラ”っていう曲はポップな50'sサウンドなんですが,そもそもGOODBYEサヨウナラ”っていうなんか知性のカケラもないようなタイトルにRock'nRollを感じてしまうのは私だでしょうか?
 17曲目の“BIG RED PARTNER”は唯一の5分を超える長い曲で,70's初期の少しBLUESっぽいナンバーで,これも格好いいですよね,歌詞は何を歌っているのかよく分からないんですけど。
 20曲目の“BLACK LEATHER SHOES”っていう曲も,これぞRock'nRollっていう歌詞とサウンドでこういうのが好きな人にはたまらないと思いますね。
 24曲目の”オレに任せろ”っていう曲もイントロのギターのリフから,もうRock'nRollって感じでたまらないですよね。歌詞も,これでもかって感じで,Rock'nRollって感じですね。

 で,今の時代だからこそ,ここまで50'sや60'sを思い切りやってもいいんだろうなと思いつつ,彼らの唄は不良であってヤンキーでない(ここ,重要ですね。)ことも私にとって気に入ったところでしょうね。
 やっぱ,Rock'Rollは不良の音楽で,ヤンキー(またはDQN)には似合わないというのが勝手な持論ですけど・・・