ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Self-Satisfaction/Hiromi Furukawa


 8週間にわたって,自分の自主制作テープを語ってきましたが,今週で最後です。ちなみに最後は自主制作CD-Rです。
 このCD-Rは基本的には新曲ははいっておらず,ベスト盤を作ってみたいという思いから作ったものです。そもそものきっかけは,このCD-Rのデザインをやってくれた友人の“くらこう”氏から「子供用のパソコンゲームを作っているんだけど,音楽がうまくできないので作ってくれないか?」と頼まれて,初めてゲーム用音楽を作ったので,これを出したい(これだけは新曲だな)と思ったことと,たまたまテープを整理していたら,楽器店の発表会用に作った音源があったので,これも腐らないうちに出してみたいなという思いからでした。
 結果的には過去のライブ音源等も含めて25曲をセレクトし,2枚組で発表するというとんでもないものになってしまいましたが・・・

 まず,1枚目の1曲目は“気付いていなかったけど”という初のホールライブ(14歳でした)でやった1曲目の曲で思い出深い曲です。この歌は最初は標準語で歌っていたのですが,その当時,吉田拓郎の“唇をかみしめて”という曲が自分の周りで流行っていて,楽器店の人に「君のこの歌の歌詞も方言に書き換えてみたら?」と言われて,当時,まだ素直な中学生であった私(本当かよ?)は素直に従ったのでした。このときはまだギター1本でしたね。
 2曲目は“1人言”という曲で,これは中学卒業記念ライブの時の音源ですね。内容的には校内暴力の嵐の中,荒んだ心の中学生の胸の内を歌にしたものです。ここら辺からドラムマシンとギターでライブをやっています。
 3曲目は“I AM A ME!”からのセレクトで“黒い雨に打たれて”,4曲目から6曲目までは“THE END OF THE GAME”からのセレクトで“Classmate”,“The End Of The Game”,“君を探してる」,7曲目から9曲目までは“This Is ( )Song!”からのセレクトで“Are You Ready?”,“Hey Boy!”,“Boy Meets A Girl”,10曲目はこれは高校卒業ライブのアンコールでやった歌で“僕自身へ”という曲で,中学時代に作った歌で,あまりにも暗い歌なので,自分的にはライブでは封印していたのですが,こういう機会だからやってやれっという気持ちでやった歌です。今聞いても,この歌詞に共感できるということは,あの頃から基本的な精神構造が変わっていないということだな。
 11曲目から1枚目ラストの13曲目までは“Recurring Dreams”からのセレクトで“万歳ハイウェイ”,“Happy Birthday”,“You Loved Me...”です。
 さて,次は2枚目ですが,ます1曲目は“KIMIGAYO”という曲ですが,これは楽器店の発表会用に作ったもので,当初はSex Pistolsの“God Save The Queen”のレゲエバージョンでもやってみようかと思っていたのですが,英語の歌はうまく歌えないことに気付いて,それならと日本の国家をノイズファンク風にやってやれとばかりに作った作品です。個人的にはこの音源を見つけなければ,このベスト盤は作っていなかったかもしれないという思い入れはあります。アイディアそのものはEP-4あたりからいただいたような気がします。
 2曲目は,これも楽器店の発表会用に作成した“酔っぱらい”という曲で,非常にフォークロックした曲がやりたくて,作った曲ですね。まさにフォークロックという内容で好きな曲ですが,歌詞の内容は飲み屋で酔いつぶれている大馬鹿者の愚痴ですね。
 3曲目から4曲目は“Presure&Pain”からのセレクトで“休日前夜”,“No!Make Up!”,“Presure&Pain”,6曲目から8曲目は“Six Years After”からのセレクトで“B級高校生”,“乾杯〜夏の終わりに〜”,“System Dance”で,9曲目から12曲目までが“LIFE STYLE”からのセレクトで“空の上から見えるかい?”,“SRV”,“FAKE!”,“TV.WORDS”で,ジャケット上はこの曲で終わりなんですが,シークレットボーナストラックとして,“くらこう”氏のパソコンゲーム用の音楽を繋げて1曲にしたものを入れています。自分的には結構,このときに作った音楽は大好きで,PHSの着信音にしているものもあります。

 で,このCD-Rははっきり言って,コンピューターを買って,ミュージックCDデザイナーというソフトを入れていなければとても作ることができなかったという意味でも結構ターニングポイント的なものだと思っています。実際,コンピューターにwaveデータを取り込み,ノイズ除去やイコライジング,曲間の調整や左右の音のバランス取りなど,全てコンピューター上で行い,当然ですがCD-Rの作成もコンピューターがなければできませんでした。またジャケットも今回はフルカラーで作ったのですが,これもコンピューターとカラーインクジェットで作成しました。そうそう,内ジャケットの写真はまだ“ミーシャ”というおもちゃデジカメしか持っていなかったので,それで撮影しましたがヨレた感じが結構いい感じになっていると思いますですね。
 ここで,内輪話になるんですが,当初は“自己満足”というタイトルにしようと思っていたのですが,デザインを担当した“くらこう”氏から「このタイトルじゃ,デザインがやりにくいので,英語表記でどう?」という提案があり,英語タイトルになったということがあります。デザインは“くらこう”氏に一任していたので,デザインを作りにくければタイトルを変えるというポリシーのなさは相変わらずですね。
 しかし,今も“ミュージックCDデザイナー”というソフトには非常にお世話になっているので,そのうち,取り上げたいなと思っています。
 では,8週間にわたる“自己満足”におつきあいいただいた方がいれば,心から感謝申し上げます。来週からは通常パターンに戻りますので・・・