ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

TOUR2004"LONG WAY FOR NOTHING"OFFICIAL BOOTLEG/HEATWAVE


 いやーしかし早いもので,もう11月になっちゃったよ。2月からこのプログを週一で始めたときは,果たして,いつまで,ネタが保つことやや・・・と思っていたけど,なんとかここまで来たって,感じですな。まぁ,今後もボチボチと気張らずにやっていくことにしよう。

 と,書きながら,今回はHEATWAVEの初めてのDVD作品である(CDも付いてるけどね),“OFFICIAL BOOTLEG”を紹介したいと思います。
 このDVDはツアーで先行して売っていたのですが,ツアー終了後,HEATWAVEの公式サイトの「地獄百貨店(これも凄い名前だな)」で発売されるということで,毎日,公式サイトをチェックしながら,まだかまだかと待っていたものです。で,今月に入って,公式サイトで買えるようになったので,喜び勇んで「この賞品を購入する」ボタンをクリックしたのだけど,カード決裁ができるんでびっくりしてしまったですよ。というのも,これまで結構,インターネット通販で買い物をしたけど,大手のとこ以外は,結構,銀行振込だとか,郵便振込で送金しないといけないところが多くて,めんどくさいなぁ〜と思っていたのですが,本当,カード決裁ができるのなら,こんなに便利なことはない(というより,夜中に注文しても,振込に行く手間がないので,結構早く届くのではないかな?)。
 で,まぁいつもの感覚で,週末にでも届けばいいかなと思っていたのですが,ところがどっこい,木曜日(発注はたしか11月2日(火)だったと思う。)に届いて,明日も仕事であることを忘れて,子供が寝静まってから,パソコンでゆっくり(なぜなら,パソコンの音声関係をアンプに接続していることから,ショボいテレビで見るより,音がいいので。)見させてもらいましたが,はっきり言って,格好良すぎて,いい年こいて血湧き肉踊ってしまって,ワイヤレスヘッドフォンなのをよいことに血中アルコール濃度を加速度的に高めながら,踊り狂ってしまったです(したがって,翌日は半分死んでいたようなものでした。)。

 もちろんCDの方も期待を裏切らない格好良さだったんですが,地方都市在住のため,ツアーで見ることができなかった“今のHEATWAVE”を見ることができて,本当に格好良かったし,CD1曲目の”STILL BURNING”の間奏で,山口洋が「3年間待たせたね・・・」とポツンと観客に向かって話かけるところは,なんかすごくジーンとしてしまったですよ。
 で,このDVDの見所とCDの聞き所ですが,やっぱり,“アニキ”ことドラムの池畑潤二の存在ではないでしょうか。だって,4ピースバンドで,センターにいるのが,どんな会場でもドラムなんだもん。これはDVDを見ないと分からないと思うんだけど,キーボードの細海魚は動けないから別にして,ベースの渡辺圭一もボーカル・ギターの山口洋も決して池畑潤二にかぶる位置にいないので,池畑潤二のカッコイイドラム捌きがばっちり見えてしまう(まさしく,これぞ“池畑潤二劇場”で,やっとこの意味が分かりました。)。
 はっきり言って,池畑潤二のドラミングやたたずまいを見るだけでも,このDVDの価値はあると言って他言ではない。
 次にCDですが,山口洋っていうと,グレッチのカントリージェントルマンっていうイメージがあったのですが,このライブCDを1枚通して聞いて思ったのは,「思ったよりもギターのラウド感には頼らず,むしろ,ドラムの音圧(だからこそ池畑潤二なんだろうけど)の上に色んな楽器が乗っかるんだ。」ということでした。だから結構,アコギやらブズーキーやらをガシャガシャ弾きながら,それがきっちりラケンロールになっているところが,やっぱカッコイイですね。
 で,CDの方の聞き所ですが,個人的には8曲目の“INTERNATIONAL HOLIDAY”ではないかと。奇しくも,このDVDを買った直後に「腐ったチーズみたいな目をした奴が」大国の大統領に選ばれましたし,なんといっても,間奏でいきなりルースターズの“DO THE BOOGIE”になってしまったり,キーボードの細身魚やドラムの池畑潤二との絡みとかものすごく格好良かったと自分では思うんですけど。
 あとは,やっぱ,山口洋はギターが上手いなぁ(上手いだけでなく,ちゃんとラケンロールになっているし。)ということを改めて実感しました。

 個人的には,30代を超えたオッサン(自分も含めてね)達に,このDVDを見てもらって,ラケンロールの血湧き肉踊る快感を思い出してもらえれば最高ですね。
 ところでだ,私の愛するラケンロールバンドのTHE GROOVERSHEATWAVEと同様の現状なんだけど,SEZNA以降,これといったリリースがないので,THE GROOVERSもライブDVDを出してくれないかなぁ・・・というのは無い物ねだりなんでしょうかねぇ。出たら,絶対,買うのになぁ(THE GROOVERSも圧倒的にライブがカッコイイラケンロールバンドなので。)。

注:今回はロックンロールではなく,山口洋流に敢えて“ラケンロール”と標記させていただきました。