ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

CRAZY DIAMONDS/SONHOUSE


 先週のTHE ROCKERS繋がりというわけではないんだけど,今週は,本当に伝説の(私もリアルタイムでは聞いていない)バンド,SONHOUSEについて語ってみたいです。
 というのも,実は夏の休暇のときにやることがないので,レコードからコンピュータに音源を取り込んでいたんだけど,私が愛用しているメガソフトのミュージックCDクリエイターっていうソフトが焼きドライブを新しくしたばかりに非対応となってしまったため,ハードディスクの容量を食いながらも,いつかアップデートで対応できる日を待ち望んでいたのですが,やっとメガソフトからアップデートしてくれたので,早速,CDに焼き直したんですわ(ちなみに,他にも焼いたのがあるので,それはまた,今度)。

 で,話をSONHOUSEに戻すんだけど,鮎川誠が好きだったから,SONHOUSEの噂は聞いていたんだけど,いかんせん,当時は既に解散していて,Sheena&The Roketsをやっていたし,今みたいに再発なんて本当に考えられない時代(廃盤になった奴は中古レコード屋を回って,足で探さないといけなかったし,もちろん今みたいに中古レコード屋そのものの数も少なかったので)だったから,SONHOUSEを聞く機会もなかったんだけど,なぜか,突然,一夏だけの再結成をして,その再結成ライブのうちの1つ,日比谷野音でのライブ音源が発売されたのが,このアルバムです。
 はっきり言って,最初に聞いたとき,4人しかいないのに,何なんだ,この音はって本当に思ってしまいました。1曲目の“キングスネーク・ブルース”のイントロで鮎川誠のギャギャンっていうギターのイントロ(このときは確か,いつものブラックレスポールカスタムとアリアのホワイトのPEを使っていたと思う。)から鳥肌もんで,2曲目の“地獄へドライブ”,3曲目の“爆弾”とA面ラストの“スーツケース・ブルース”まではひたすら突っ走っていて,本当カッコいいです。B面も“ダイナマイト”からラストの“アイ・ラブ・ユー”まで突っ走って,いや〜こんなのをリアルタイムで体験したかったなぁ・・・と思ってしまいました(再結成ツアーは確か,福岡とか東京でしか行われなかったもんで・・・)。

 で,SONHOUSEっていうと過激だとか言われていたんだけど,別にパンクでもないし,なんでかなぁ〜と思っていたのですが,このアルバムを聴いてやっと分かりました。だって,唄の内容がもろにSEXの暗喩なんだもの(もちろん,そうでないものもたくさんありますが。例えば,名曲の誉れの高い“スーツケース・ブルース”とか。)。1曲目の“キングスネーク・ブルース”なんかいきなり「俺の体は黒くて長い。夜になったら抜け出して,手当たり次第に這い回る。」だなんて,お子さまの時はよく分からなかったけど,今,聴くと,めちゃくちゃいやらしいよね。
 しかし,そんなイメージのおかげで,このアルバムでは,“ステディ・ドライバー・マン”という曲がレコ倫の審査の関係で瑕疵が一部聞き取れなくなっていて残念です。その歌詞も別に対したことはなくて「俺は狂ったステディ・ドライバー・マン」の「狂った」とか「赤信号でもおかまいなしさ」の「赤信号」とか,「あの娘にピストル」の「ピストル」とか,本当につまらないところばかり引っかかっているんだよね。
 今,レコードが売れなくて,CCCDとかやっているけど,そんなことだけじゃなくて,こういった体質がレコードを売れなくしてるんじゃないのかなぁ。本当にそう思うよ。

 しかし,今考えると失敗したのは,昔,CDがなかったころは,カセットテープとレコードを売っていたんだけど,レコードは収録時間に限界があるので,このライブの完全版はカセットテープでしか発売されなかったんだよね。昔は金が無かったので両方買うことなんてできなかったけど,今から考えると無理をしてでも,買っておけばよかったかなぁ・・・少し思います。
 まぁ,もう手に入らないから,よけい無いものねだりかもしれないね。