先週はサーバ移転で土日に書けなかったので,平日に書こうかなと思っていたのですが,仕事でバタバタして1週間飛ばしてしまいました。まぁ,でも読んでいる人なんかいないだろうし,まぁ,いいか。
というわけで,今回紹介するアルバムは知っている人は多分,私と同年代だろうと思われるTHE LOODSです。
THE LOODSはVoの西村茂樹を中心に結成され,俗にインディーズブームが到来する前に自らR.B.Fレコードを立ち上げ,ソノシートから順番にステップアップしてこのアルバムを発売しました。音的にはやっぱりパンクということになるのかなぁ?西村茂樹の乾いた声が,硬質なバンドの音にピッタリはまっていて,今聞いてもカッコいいと思います。
昔の自主制作盤は,今のインディーズと異なり,本当に,凝った作りをしていました。このアルバムも歌詞カードがブックレット形式になっていて,結構,読み応えのあるものになっています。
で,そのブックレットの最後のページに「ROCKは死んだと誰かが言ったときに,したり顔でうなずいた奴らにこのアルバムを捧げる」と書いてあるんだよね。「ROCKは死んだ」はジョン・ライドンの名言ですが,それを引用した上で,更にカッコいいメッセージを作っているところにセンスを感じます。
音は,性急なビートに言葉を放り投げるような,ボーカルが乗っかる・・・という感じです。中でもA面のラストの"HARD MOUSE"は「時代錯誤覚悟の上,腹くくって笑い飛ばす。HARD MOUSE IT IS A LIVE! HARD MOUSE IT IS A GO GO!」とひたすら繰り返しているのですが,この「時代錯誤覚悟の上,腹くくって笑い飛ばす」という歌詞にやられてしまった人も少なからずいるのではないかな?
で,その後,西村茂樹は,THE LOODSをラウド・マシーンと改名し,その後,メンバーチェンジを経た上でTHE GROOVERSを結成し,3枚のアルバムをメジャーから発売した後,脱退してしまうのですが・・・
今は一体何をやっているのでしょうかね?音源があれば聞いてみたいなと思ってはいますけど・・・